校長あいさつ

校長 跡部 和男

 本校のホームページにアクセスをいただき、誠に有り難うございます。今年は新型コロナ感染症拡大の影響から、3月上旬から学校教育には様々な影響が生じました。当分は感染症対策に努めながらの生活が続くことと思いますが、学校行事や部活動等が何の制限もない中で、通常通りの活動できる日が一日も早く訪れるよう願うばかりです。

 さて、本校は、1963年、昭和38年の開校以来、産業界の多方面で活躍する多くの卒業生を輩出し、今年で創立58年目を迎えました。この間、社会の変化や時代の要請に応えるため、学科編成や高校入試における一括募集の導入などの改革を経てきていますが、教育信条とする「よき技術者となる前に、まずよき人間となれ」を掲げて、次世代を担う工業のスペシャリスト、日本を支える人材の育成に、一貫して力を注いで参りました。この春の卒業生においては、全員が卒業後の進路を確定させ、進路決定率100%は16年連続での達成となりました。近年は、就職率70%、進学率30%前後で推移してきていますが、就職者のうち、県内就職者は90%を超え、地元産業界からの期待に応え、県内の産業を支える本校の役割を立派に果たしているものと自負するところです。また、昨年度における資格取得に関しては、年間の資格取得数が学校全体で1,000件を超え、そのうち、技能検定合格は100件を超えるなど、本校生徒の努力と、それを後押しする本校教職員の指導と支援により、学校としての成果を確実に残しております。この他、文化部、運動部等の生徒会活動、各種コンテストや工業系高校の様々な大会においても、山梨県内をはじめ、広く関東、全国で活躍し、韮崎工業高校の名前も広く知られるところとなっています。

 高校生活の3年間は限られた期間です。この高校生活を木の成長に例えるとしたら、1年生は大地にしっかりと根を張り、その根を下へ下へと伸ばす時期です。2年生は、その根から水分や栄養を吸収して、幹を太くしながら枝葉を増やす時期となります。3年生になると、将来の大輪の花を咲かせるため、つぼみをしっかりと幾つも付ける時期を迎えます。本校で学ぶ生徒達には、この木が成長するが如く、やがて素敵な大きな花を咲かせるために、地道にこつこつと努力を重ね、成長してほしいと念願するところです。

 平成から令和へと時代は代わりましたが、令和の「和」の字は、本校の校訓でもある「和」と同じです。「後輩を慈しみ、先輩を敬う」。本校の生徒達は、新しい時代に対応できる知識や技術を学びながら、この校訓をしっかりと胸に刻みながら学校生活を送っています。これからの世の中は、これまでにも増して時代の変化と進化する社会に適応していく力が求められることと思います。高校生は次代を担う貴重な人材です。本校の教育理念のもと、たくましさと豊かな心をそなえ、それぞれの人生を力強く生き抜いていく生徒の育成に教職員が一丸となって力を尽くして参ります。保護者、地域の皆様をはじめ、関係する方々の御支援と御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。