環境化学科

環境化学科
環境化学科では化学実習のみ行う学科だと思われがちですが、実は基本的なPCの取り扱いができるようにPC実習もあります。そして溶接も工業高校生として持っていてほしいスキルですので、溶接の実習も行います!
 
化学系学科は県下に2校だけ・・・
工業高校化学系学科の流れをくむ環境化学科は、県下に2校だけの学科です。その名のとおり「環境」と、それに密接に結びついている「化学」、それから現代生活に欠かすことのできない化学製品を造り出している「工業化学」、これらを総合的に学ぶ学科です。分析、測定、実験をとおして「もの」を作り出すために必要な材料の知識や、扱い方を学びます。そして新しい物質を作りながら、近年話題となっている環境への負担軽減もはかることのできる人材の育成を目的としています。
 
 
 
学習内容
実習設備も化学や環境に特化した設備が充実しています。ビーカー・フラスコ・冷却器等のガラス器具をつかった最も化学らしい化学、 「もの」の変化を学び新しいものを造り出す、いわゆる化学実験室ではそんな実習をしています。
また県下の高校では珍しい、走査型電子顕微鏡は超高倍率で物質表面映像を写し出し、そのミクロな世界を実感することができます。
化学分析装置としては、原子吸光光度計、自記分光光度計、ガスクロマトグラフ装置、イオンクロマトグラフ装置があり、身の回りの水をはじめとする物質から、環境測定のため設備を備えており化学と環境が密接に関係していることがわかる実習ばかりです。
 
 
 
資格取得
資格取得面での特徴としては、 「毒物劇物取扱主任者」資格があります。多くの事業所・販売所等で一人はこの資格をもつ者を置かなければならないのですが、環境化学科の教育課程を修了することでほとんどの生徒にこの資格の申請資格が与えられます。また社会の中で運転免許に次ぐ必要度の高い資格といわれる「危険物取扱者」資格は環境化学科の学習内容と関係が深く、生徒はこの資格のうち乙種四類の取得を目指して学習しています。また乙種四類を合格した生徒は、乙種全類合格やさらに上級資格である「甲種危険物取扱者」を目標に学習を行っています。「甲種危険物取扱者」は、はじめて本校でも合格者が誕生しました。
 
 
環境化学科実績

第1回ものつくり大学高校生デザインコンテスト ものづくり部門

優秀賞受賞 「釜無の煌めき~硝子の妖精たち~」

危険物全類および甲種合格表彰式 環境保全功績者表彰