電気科

 

 

学習内容
電気は、エネルギー・情報を伝えるものとして日常生活から、産業社会にいたるあらゆる分野で利用されています。電気科では電気の発生(水力・火力・原子力発電など)から、送電・配電、そして様々な形での運用(電気機器、通信、コンピュータによる自動制御、デジタル回路など)について学習します。
これらの専門知識を身に付け、電気機器製造業・電気事業・コンピュータ関連事業などの各産業界の分野で、製造・管理・運用・保守・技術サービスなどの業務に従事できる技術者の育成を目指します。
 
 
資格取得
工業高校という言葉から想像されることの一つに、資格試験があると思います。
電気科では資格試験に取り組む姿勢を生徒全員に身に付けさせる目的で、 1年生の後期から全員に第2種電気工事士の国家資格取得を目標にさせ、 4月下旬から7月下旬まで筆記試験と実技試験のために、授業や放課後に電気科職員全員で指導を行っています。
3年時になると生徒は進路決定等で忙しくなりますが、第1種電気工事士や工事担任者試験など、より難易度の高い国家試験に挑戟し、合格する生徒もいます。
また本校では、特別な事情がない限り、他学科が主催する国家試験の補習に参加することができます。
たとえば、電気科の生徒が環境化学科の主催する危険物取扱者試験の補習を受けて試験にチャレンジしたり、また、システム工学科の生徒が電気科の主催する第2種電気工事士の補習に参加して、試験にチャレンジすることも可能です。
 
 
授業以外における取り組み
電気科では、通常の授業以外に様々な取り組みを行っています。
体験的学習や社会に即した実践的学習、そして、電気科職員が中学校に出向いて行うものなど、多岐に渡り行っています。

1 コンテスト出場
① 電気工事コンテス吊こ参加しています。県内の大会は常に上位を占め、関東大会に出場し、入賞しています。また、2年生で出場して、上位に入賞すると全国工業高等学校長協会の推薦で、平成23年度と今年度、2年連続若年者ものづくり(電気工事部門)に出場しています。
② 製図コンテストに参加しています。

2 インターンシップ
2年生全員に、社会体験として企業と連携し3日間実施しています。

3 スペシャリストに学ぶ
電気に関する専門的知識や技能をお持ちの方を、スペシャリストとして学校に招いて講義をしていただいたり、実際企業に行って講義を受けたりします。

4 親子体験講座(親子ものづくり教室)
近隣の小学生と保護者に韮崎工業高校に来てもらい、ものづくりの楽しさを教えます。

5 出前教室
近隣の中学校に本校電気科職員が授業に行きます。
 
おわりに
電気の基礎的な学習内容をわかりやすく指導するとともに、生徒が興味・関心を示す情報技術教育を充実させ、21世紀の高度情報化社会の要望に応えられるような人材育成に努めていきたいと思います。
 
電気工事士実技講習若年者ものづくり競技大会