制御工学科

 

 

制御工学科の指導重点として、電子、電気、機械、情報技術等分野の横断的な学習から、産業用ロボットのシステム構成や制御法など、常に新しい技術の基礎・基本を複合的に身に付けることとした。発展的な技術に対して柔軟に対応できる能力の育成です。

 

学習計画の基本は自律走行カーの製作と制御です。
1年次にレゴロボットを活用して、センサの種類や特性など制御基礎を学びながら、制御の楽しさやこれからの社会での必要性を感じてもらう。
2年次には電子機器の取り扱いやプログラミング技術を学習する。その基礎学習と習得した基本技能である、機械技能と電子回路組み立て技能から自律走行ロボットの基礎車体の製作と基本制御です。そのために駆動用モータの個々による特性試験や基本制御用プログラムを開発する。
3年次には、実習や課題研究を利用して、基本車体をライントレース車や太陽電池を駆動電源とするエコカーなどに活用するための応用プログラム開発や車体開発です。特に制御の自由度や独自性が必要な、制御回路の電子回路設計加工はCADを使用して行い、プリント基板加工は設計されたCADによる回路をプリント基板加工機に入力して行う。独自の回路設計が可能なため、設計の自由度が増し、最先端工学技術を総合的に学べ、幅広い知識と取り扱い等、より実践的な技術者を育成できるよう、実習機器を準備し計画している。

 

資格取得としては、国家試験である「シーケンス制御」「電子機器組み立て」「機械検査」などの技能士3級を挑戦し、実践的な技能・技術が習得できるように学習計画している。

 

実践的で何事にもチャレンジ精神旺盛な技術者を、地域企業は必要としている。
特に新分野である制御技術者は若い人材が求められている。最近急進歩している地域企業の自動化システムに伴う、自動化技術者育成を目指し、ロボット学習システムやプリント基板加工機等利用して、自動化システムを総合的に学習できるシステム学習機器を準備した。


制御工学科では、これらを活用して、常に進歩する技術に対応できる柔軟性のある能力を育成し、地域企業に貢献できる技術者の育成に努めていきたい。

 

レゴロボットロボット学習システムプリント基板加工機